2020年10月22日 09:51

ジーネックスは、10月20日、小規模保険調剤薬局向けのレセコンレンタルサービス「れんたろう」を開始した。

同社は1996年にジーアップとして岐阜県多治見市で設立し、WEBシステムを開発している。2006年からはNPO法人RPPの委託を受け薬局向けのレセコンソフト「RPPMAN」の開発を行っている。

保険薬局の保険請求業務には保険請求システム(レセコン)が必須となっているが、小規模薬局にとって、高価なレセコンの経済的負担は経営を圧迫する大きな問題となっている。また、保険請求のルールは頻繁に変わるため、個人経営の薬局は請求業務に関する情報収集も大きな負担となる。

「れんたろう」は、保険請求に必要なハードとソフトをセットにしたレンタルサービスだ。レセコンソフトがインストールされ、プリンタなどの周辺機器の設定も完了しているパソコンを提供するので、直ぐに使い始められる。ソフトの更新、薬価の更新に追加費用はかからない。レンタルなので機器が故障した場合も、代替機を提供する。導入時の操作指導だけでなく、運用を開始してからも新しい制度の連絡や、受け付け機関の対応事例紹介なども提供し、小規模薬局が抱える不安を解消する総合的な薬局サポートサービスだ。全国の個人薬局、小規模薬局に提供し、2021年度末までに、100契約を計画している。

レンタル料は月額2万円~。

れんたろう