2020年08月31日 18:54

熊野バーチャル筆まつり実行委員会は、9月22日火曜日より6日間、オンラインイベント「熊野バーチャル筆まつり」を開催。国内外に広く熊野筆の魅力を知ってもらうとともに、将来、熊野町を訪れるきっかけを創出する。

江戸時代から伝わる筆の生産を産業の中心として栄えてきた広島県安芸郡熊野町は、書道筆・画筆・化粧筆をはじめ、どんな筆でもそろう日本一の「筆の都」。全国における筆の生産量80%を占めている。例年、秋分の日に開催してきた「筆まつり」は、筆を使う文化に携わる全ての人と筆を与えてくれる自然に、熊野町が心をこめて届ける年に一度の大イベントとして受け継がれ、毎年5万人ほどの来場者で賑わってきた。

今年2020年は86回目の開催予定だったが、新型コロナウィルスの影響により開催中止に。そこで熊野筆事業協同組合青年部を中心とした商工会や町役場の有志による同実行委員会が立ち上がり、おうえんフェス等が賛同、6日間のバーチャル筆まつりを開催する。

期間中は、選りすぐりの250種熊野筆、総勢5,000点以上がこの6日間だけ最大4割引で買える「筆の市」や、筆づくりのために毛を提供してくれた動物たちへの感謝と供養、役目を終えた筆へ感謝を伝える神事「筆供養」などを開催。さらに、熊野町出身メイクアップアーティスト藤原由紀子さんによる「メイクレッスン」や、書道、化粧、絵画をはじめとした様々な専門家によるパフォーマンスやワークショップ等「オンライン体験」なども。詳しくはこちら