2020年08月31日 18:01

進学塾・栄光ゼミナールは、8月12日(水)~8月19日(水)に、小中高生の家庭の防災に関する調査を実施した。
まず、災害に関して考えるときや子どもと話すとき、どのような災害を想定しているかを聞いたところ、小中高生の保護者の98.7%が「地震」と回答し、「地震」への防災意識が高いことが明らかとなった。また、「台風」「豪雨」「河川の氾濫」など、近年、発生の頻度が高い災害についても、多くの保護者が想定していることがわかった。
災害時に連絡を取るときに想定している方法を聞くと、最も多かったのは、「保護者から子どもに」「子どもから保護者に」ともに「携帯電話にかける」。子どもが学校外で過ごす場所の大人に、災害時に備えてどのようなことを実践してほしいかを聞いたところ、約8割の保護者が、「災害発生時に避難が必要となった場合、適切に安全な場所に子どもを誘導してほしい」と回答。また、小学生の保護者では、「災害発生時に子どもの不安を和らげてほしい」が6割弱となり、子どもの精神面を気にかける保護者も多いことがわかった。
さらに、新型コロナウイルス感染拡大をうけて、災害時の行動や考えに変化があったかを聞いたところ、小学生の保護者の41.7%、中学生の35.2%、高校生の35.3%が「変化があった」と回答。変化の内容については、「自宅避難など、避難所以外の避難方法を考えるようになった」「マスクや消毒液などの感染症対策グッズを備蓄品に追加した」など、避難所での感染リスクを不安に感じて、行動や考えに変化があったようだ。