2020年08月26日 18:16

2020年は、日本が世界に誇る浮世絵師・葛飾北斎の生誕260年の年。日本の新しいパスポートのデザインに北斎作品「冨嶽三十六景」が用いられ、2024年に発行される新紙幣の千円札のデザインには墨田区も所蔵する「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が採用されるなど、大きな注目を集めている。そこで墨田区では、区主催記念事業第一弾として、9月12日(土)、北斎ゆかりの地を巡るリモート参加型ツアーを開催する。
1760年(宝暦10年)誕生、1849年(嘉永2年)に生涯の幕を閉じた葛飾北斎。墨田区(本所割下水付近)で生まれ、90年の人生の中で93回もの引っ越しをするが、生涯のほとんどを現墨田区内で過ごし、描くことへの情熱は自らを”画狂人”と称するほどだった。
そんな北斎が描いた作品の題材やゆかりの地の中で、墨田区界隈のスポットを、北斎研究の第一人者である案内人&北斎ファンのゲストと共にオンラインで案内する。本ツアー最大の特徴は、在宅の参加者に旅行映像を配信するだけではなく、双方向のコミュニケーションを大切にしたリアルタイムの参加型アクティビティを多数用意し、「視聴者」ではなく「参加者」として楽しんでもらえる点。江戸時代から現代に至るまで、隅田川流域で豊かな文化を育んできた墨田区の魅力を再発見し、国内外に発信することで、地域活性化に貢献する。
ツアー開催日時は9月12日(土)13時~16時(予定)。参加費用は無料。申込受付日は8月26日(水)~9月4日(金)。申込はこちら。