2020年08月21日 18:54

hontoは、hontoサイトと、hontoサービス実施店の丸善、ジュンク堂書店、文教堂などで購入された書籍や電子書籍の販売データをもとに集計した「将棋・棋士の世界がわかる本ランキング(集計期間:2019年7月29日~2020年7月28日)」を8月20日に発表した。
将棋界の8大タイトルである「竜王、名人、叡王、王位、王座、棋王、王将、棋聖」。そこに到達するまでのハードルはとてつもなく高い。プロ棋士になるための登竜門・日本将棋連盟付属新進棋士奨励会(通称:奨励会)で三段まで上がり、年齢制限と戦いながら年2回のリーグ戦を勝ち抜いた年間4名だけが、四段に昇段しプロ棋士になることができる実力主義の世界だ。今回は、「趣味・ホビージャンル」の中から「将棋」をキーワードにした書籍作品をランキング化した。
藤井棋聖の活躍もあり、タイトル戦の「勝負メシ」に何を注文したのかがニュースになるが、第1位に輝いたのは、食事にスポットを当てた「将棋指しの腹のうち」。第2位には、突然発病したうつ病の回復までの闘病記「うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間(文春文庫)」が続き、先崎学九段の著書が2作品ランクインしている。人気の藤井棋聖についての考察は、3位「天才の考え方 藤井聡太とは何者か?」、6位「悔しがる力 弟子・藤井聡太の思考法」、7位「藤井聡太強さの本質 棋士たちが語る藤井将棋論!」と3作品がランクインした。