2020年08月11日 10:14

六根Life&Craftは、伝統工芸の作り手として活動している人を対象とした事業サポート「ものづくり継続プログラム」を実施する。

大西常商店、モハン、京都春秋で構成する団体、六根Life&Craftは、「自然から生み出され、自然へ還っていく」工芸品の普及を通して、環境負荷の少ないサステイナブルなライフスタイルを提案することを目的に設立した。

京都には、伝統工芸・産業の世界を志した若者たちが多くいる。職人・作家としての腕を持っているものの、暮らしを維持できず、ほかの仕事に就いてしまう人たちも少なくない。かつてのような徒弟制度も少なくなり、師匠と呼ばれる人たちが高齢になっていくにつれ、修行をして独り立ちをするという文化は薄れてきた。「手に職を持つこと」は何より大切なことだが、それと同じように、個人事業主として生きていく戦略を身に着けていくことも重要だ。

「ものづくり継続プログラム」では、工芸の作り手の方たちが事業を続けていくために、必要な知識やノウハウを3期全12回にわけて伝える。会計の基本やSNS活用など、さまざまな観点から、職人・作家の事業を応援するプログラムだ。第一期テーマは「事業を”みる”-作り手のための会計論-」。

参加費用は2000円(全4回分)。実施日程は、9月19日、10月10日、11月7日、12月12日。実施場所は、京都商工会議所(京都経済センター7階会議室C)。

「ものづくり継続プログラム」Webサイト