2020年08月03日 09:35

ファミリーマートとユーグレナは、ファミリーマート一部店舗の使用済み食用油(廃食油)を原料の一部として活用した「ユーグレナバイオディーゼル燃料」を、ファミリーマートの配送車両に使用する循環型の取り組みを共同で実施する。

近年、バイオ燃料は、既存の化石燃料と比べると理論上CO2排出量が少ない再生可能な液体燃料として、欧米を中心に世界で普及が進んでいる。今回、ファミリーマートとユーグレナ社は、20年、30年先の未来を見据えて、「ユーグレナバイオディーゼル燃料」の利用・普及拡大に向けた取り組みを共同で開始することを決定した。

ユーグレナ社は、2005年に世界で初めて石垣島で微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。石垣島で生産した微細藻類ユーグレナ・クロレラなどを活用した機能性食品、化粧品等の開発・販売を行うほか、バイオ燃料の生産に向けた研究を行っている。

ファミリーマートとユーグレナ社は、バイオ燃料製造実証プラントで製造するバイオ燃料の原料の一部に、横浜市内の一部ファミリーマート店舗で発生した使用済み食用油を9月以降再利用していく。また8月下旬より、ファミリーマートの配送車両で「ユーグレナバイオディーゼル燃料」を使用開始。なお、本取り組みは、横浜市とユーグレナ社が取り組む「バイオ燃料地産地消プロジェクト」の活動の一環として位置付けられている。

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