2020年07月10日 14:41

花巻市と大和ハウス工業は、7月9日、「地震等の災害発生時における物資集積協力に関する協定書」を締結した。

花巻市では、これまで地震、局地的な豪雨や台風による洪水、土砂崩れ等の様々な災害への備えとして、他の行政機関や事業者などと災害時応援協定の締結を行っている。そして今回、大和ハウス工業による物流施設開発にあたり、花巻市と同社は地震等の災害発生時に、マルチテナント型物流施設「DPL岩手花巻」を支援物資の一時保管や集積場所として活用することを目的とした、「地震等の災害発生時における物資集積協力に関する協定書」を締結することとなった。

同社が8月1日に着工する「DPL岩手花巻」は、鉄骨造平屋建て、延床面積1万3664.96平方メートルの広さを誇る岩手県花巻市初のマルチテナント型物流施設。最大4テナントの入居が可能で、約3000平方メートルの区画から入居できる物流施設だ。東北自動車道「花巻インターチェンジ」から約1.2kmと近接し、釜石自動車道や秋田自動車道へのアクセスも容易なため、岩手県内だけではなく、北東北エリアへの配送拠点として優れた立地となっている。同物件は、半導体・自動車部品関連、インターネット通販事業者や小売業者、東北方面への配送を手掛ける事業者等、複数のテナント企業様の入居を想定したマルチテナント型物流施設として、昨今の物流業界における市場環境の変化に伴った幅広い物流ニーズに応えることができる。

所在地は岩手県花巻市二枚橋第5地割273番1他。竣工予定日は2021年3月31日。

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