2020年06月08日 18:40

やさいバスとヤマト運輸は、地域経済の活性化を加速させるビジネスモデルの構築を目的として、6月8日から一部地域より、やさいバスのシステムとヤマト運輸の宅急便ネットワークの連携による新しい農産品流通サービスを開始する。

昨今、ECを通じて、あらゆる商品やサービスを消費者に直接販売することが可能になったが、農産品流通においては、出荷団体を介した販売が多くの割合を占めている。その要因には、生産者の高齢化などで、ECを活用した販路開拓の仕方がわからない、物流面でも小ロット多頻度の輸送手段や購入者の希望する輸送品質の確立が必要になるなどさまざまな課題があった。こうした課題解決に向けて、農産品の生産者と購入者を「つなぐ」システムを持つやさいバスと、日本全国にネットワークを持つヤマト運輸両社が経営資源を掛け合わせることで、ECを活用した販路開拓と、送り状の準備などの出荷業務効率化を支援する、新しい農産品流通サービスを提供する。両社はこうした地域産品の販路拡大支援を通して、地域経済の活性化を加速させるビジネスモデルの構築を目指す。

今回、新しい農産品流通サービスの第一弾として、地域の課題解決に取り組んでいるヤマト運輸のネコサポステーション3店舗(東京都多摩市)を受取店舗として利用が可能。付近の生活者や小売店、飲食店は、当サービスを通じてさまざまな地域で収穫されたこだわりの農産品を購入することができる。