2020年05月20日 12:11

epiSTは、修士・博士・ポスドク人材と企業をマッチングするウェブサービス「博士のキャリア」を開設した。
日本の科学技術が発展する上で、修士・博士・ポスドク等の博士課程人材の増加と、そのキャリアパスの多様化ならびに社会的地位の向上が不可欠であることが、昨今メディアでも盛んに取り上げられるようになった。しかし国内の企業では、新卒の一括採用・一括教育が一般的であり、博士課程人材の専門スキルを直接的に企業価値の向上に繋げるための採用ができていないのが現状だ。また、求職者側から見た場合、企業への就職に関する情報源が同じ研究室出身のOBや学内の企業説明会などに限定される傾向があり、博士課程に進学した後に民間企業で活躍するキャリアを具体的にイメージするための情報が不足している。
このような状況を鑑み、epiSTが今回開設した「博士のキャリア」では、「ジョブ型採用」「スカウト機能」「ロールモデルのインタビュー記事」の3点を特徴として、これらの課題を解決していく。「博士のキャリア」で取り扱う求人は、職務が具体的に明示され、求職者の専門性を評価軸とするジョブ型採用を原則とし、研究経験を通じて培った専門知識が活かせる仕事をマッチングする。また、求職者が大学院や研究室における研究内容を登録しておくことで、その研究内容に興味を持った企業からスカウトを受けることができる機能を設けている。さらに、企業で活躍する博士課程人材へのインタビュー記事を「博士のキャリアstories」として掲載し、求職者に対して具体的なロールモデルを提示する。