2020年05月19日 10:51

独立系データセンター(DC)プロバイダーのアイネットは、この度、宇宙デブリ除去衛星の開発支援業務等を通じて関係の深いアストロスケールホールディングスに出資した。

1977年の気象衛星ひまわり初号機の打上げからスタートし、宇宙開発事業には40年以上の経験を有するアイネットは、今後大きな成長が見込まれている小型人工衛星分野へ注力。また、ESGに対しても最優先の経営課題として取組んでおり、とりわけ「究極の環境施策」とも言える宇宙空間での持続可能な軌道維持には、大きな関心を抱いている。

アストロスケールとは、同社の創業間もない頃から除去衛星開発、同社の地上局の運営などで密接な関係を構築してきた。この度、同社がE種優先株式発行による資金調達を行うにあたり、宇宙デブリ除去事業の将来性に鑑み、また両社の関係を更に強化するため出資を行った。

今回の連携によって、今後、同社宇宙・衛星ソリューション事業部のエンジニアによる打上げ衛星の組立・試験・運用等、製造及びサービスに係る業務を支援。また、アイネット敷地内に設置したパラボラアンテナを含む地上局設備の運用・保守・維持管理を行うとともに、潜在的なアンテナユーザーである宇宙スタートアップへの再販を支援する。また、DC・クラウドサービスプロバイダーとして、重要な衛星からの受信データの蓄積、バックアップ、データ配布等をサポートする。