2020年04月24日 11:37

マイナビは、「マイナビ2021年卒大学生就職意識調査」を発表した。

本調査は、学生の就職意識や就職活動全体の動向を把握することを目的に、1979年卒より毎年実施している。調査結果によると、学生の就職観については「楽しく働きたい」が35.8%(前年比2.8pt減)と、2021年卒も例年同様トップとなった。次いで「個人の生活と仕事を両立させたい」(24.3%、前年比0.1pt減)、「人のためになる仕事をしたい」(13.7%、前年比1.6pt増)が続いた。

国内の新型コロナウイルス感染が拡大した3月前後で回答時期を分けて調査結果をみると、3月に回答した学生は「楽しく働きたい」が31.1%、昨年12月から今年2月にかけて回答した学生と比較すると36.9%から5.8pt減少している。対して、今年3月に「人のためになる仕事をしたい」と回答した割合は17.4%で、昨年12月から今年2月に回答した12.7%に比べ4.7pt増加。新型コロナウイルス感染拡大という社会的な状況が、学生の就職観に例年と違う影響を与えていることがうかがえる。

前年は売り手市場ながらも高止まり感を見せていた大手企業志向であったが、2021年卒では55.1%(前年比2.4pt増)と、2001年卒以降で最も高い結果となった。企業選択にあたり、どのようなポイントを重視するか尋ねたところ、「安定している会社(38.3%、前年比1.3pt減)」が微減ながらも前年に続きトップとなっている。

調査期間は2019年12月1日~2020年3月20日。

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