2020年04月23日 17:53

スペースマーケットは、損害保険ジャパンと共同で、スペースシェアの利用で被った損害を被害者が請求できるスペースシェア専用保険「スペースマーケット保険」を開発し、4月から導入をスタートした。

「スペースマーケット」は、あらゆるスペースを1時間単位から貸し借りできるプラットフォーム。スペースのジャンルは、イベントスペース、会議室、撮影スタジオ、映画館、住宅等、多岐にわたる。

従来の保険は賠償責任保険で設計されており、事故を発生させた加害者からの保険金請求のみが対象となっていた。スペースマーケットでは、スペースを借りる人(ゲスト)による毀損等が発生した際に加害者を特定できず、被害者であるスペースを貸す人(ホスト)が保険金を請求できない事案があった。また、加害者から被害者に対する保険金支払いの請求がされたとしても書面での手続きが必要となり、被害報告から保険金支払いまで時間を要していた。

これらの課題を解決するため、被害者であるホスト・ゲストが、自らが被った損害を請求できる専用保険商品を開発。被害者が事故・トラブルの内容や保険金請求に必要な情報を保険会社に迅速かつ簡便に「LINE」で連絡できるサービスを付帯することで、保険金請求から損害の確認、支払先口座登録手続き完了までの期間を従来の2~3週間から最短30分に短縮することが可能となる。なお、シェアリングエコノミーサービスで損害を被った利用者が、「LINE」で事故連絡から保険金請求までの一連の手続きを完結できる保険は、シェアリングエコノミー業界で初となる。

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