2020年04月13日 16:03

アスマークは、レシート情報を用いた「実購買データ」をもとに、新型コロナウイルス感染拡大の影響における、生活者のリアルな消費行動・購買内容の変化を分析し、レポートにまとめた。
同社は、個人別の全レシートデータを活用したリアルな購買データを使い、消費者の具体的かつ深い消費実態の分析を行うサービスを提供している。新型コロナウイルス感染症による社会混乱・経済影響を顧みて、生活者の意見・行動の変化を正確に伝えることがマーケティングリサーチ会社としての責務と考えており、今回のレポートを公開した。
同レポートによると、意外な消費増の筆頭として、「ドレッシング」の顕著な増加が確認された。同時に野菜全般、特に「きゅうり、にんじん、じゃがいも、レタス」も大幅な需要増となっている。にんじん・じゃがいもは「インスタントカレー」の材料として推測できるが、きゅうりやレタスはこの状況下ゆえの強い身体づくりや免疫造成に有効そうな野菜を積極的に取りたい、といったサラダ需要等に起因するものと推察される。また、「シャンプー」や「洗顔料」といった身体を清潔に保つ商品や、「漂白剤」「歯ブラシ」といった衛生系商品の売上が顕著に伸びており、漂白殺菌効果や身辺を清潔に保つという意識がこれらのジャンルの消費を押し上げている可能性がある。全体的に「買い控え」や「行動変化」が見られる中で、平日休日の購買差においても特に顕著な傾向が見られ、大きな特徴としてスーパーの平日購買量が減少、且つ週末に大きく伸びる「まとめ買い実態」がデータからも確認された。