2020年04月09日 13:09

世界文化社は2019年11月に発売した書籍「なんとなく不調をととのえるスープ」の、5刷重版を決定した。本書の著者は、安曇野にあるホリスティックリトリート穂高養生園で料理人を務める鈴木愛さん。本書では穂高養生園での経験をもとに、季節に合ったオススメの食材やスープレシピを紹介している。

たとえば、体をととのえる最初の一歩は「シンプルスープ」。本書で紹介するシンプルスープは「野菜だしのスープ」「しいたけだしのスープ」「玄米スープ」の3つ。この3つのスープは、だしやおもゆのようにすーっと体にしみわたり、「なんとなく不調」に苦しむ体をととのえてくれる。

また、春は代謝がよくなるので、体の中にたまった余計なものを排出する「毒出しの季節」といわれている。花粉症に悩まされたり、在宅勤務がずっと続いていることで、イライラやストレスが溜まる人も多い。そんな時にオススメなのが、毒素を出して巡りをよくする働きがある苦味や香りのある春野菜。なかでも、毒素を出して巡りをよくするスープでオススメなのが、「丸ごと玉ねぎのスープ」。玉ねぎと昆布だしだけのシンプルなスープに塩麹を加えることで、塩気と旨味がプラスされ味が決まりやすくなる。

在宅勤務中の食事も、1日1回をこのやさしいスープに置き換えるだけで、栄養を豊富に摂ることができ、体は確実に変わっていくという。今の緊急事態を健康な体で乗り切るために、体と心にやさしいスープをぜひ試してみて欲しいとしている。定価1,500円(税別)。