2020年04月06日 13:27

にんべんは、4月2日より、にんべんNIHONBASHIシリーズから、山桜の薪を使い焙乾した「桜香る花かつお 20g」を数量限定で新発売する。
2018年に参加した「日経 Discover Japan アカデミー」(主催:日本経済新聞社)では、「日本固有の感性・価値観を活かし、世の中を変えるような新商品・新規事業」がゴールに掲げられ、日本の伝統的な物事の捉え方を学びながら、新たな価値の発掘を試みた。そこで、にんべんが着目したのは、江戸時代に生まれた「四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)」という色彩の種類を表現した言葉。限られた色しか使用を許されなかった時代だったが、江戸庶民は限られた色に微妙な色味の変化を与え、たくさんの色を生み出しファッションを楽しんでいた。この時に生まれた数多ある色が「四十八茶百鼠」と呼ばれている。
このような、微差に価値を見出しながら愛でる視点で鰹節づくりを見直してみると、鰹節も、焙乾工程で使用する薪の違いが微妙な風味の差へつながっていることに気づかされた。そこから、焙乾工程の工夫によって季節の香りを持たせた鰹節が開発できないかというアイデアに辿りつき、春を香りで楽しめる鰹節「桜香る花かつお」が生まれた。同商品は、国内製造の「荒節」を使用し、「花削り」で用意。春の季節にちなみ、「山桜」の燻香をまとわせたこれまでにない桜の香りがするかつお節となっている。
希望小売価格は340円(税別)。発売日は4月2日。にんべん日本橋本店限定販売。