2020年04月06日 08:49

TSP太陽は、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により逼迫する医療現場に対し、「陰圧式医療用テント」の供給を開始する。
接触感染のみならず飛沫感染も確認されている新型コロナウイルスの対策においては、患者や医療従事者の感染リスクを低減するために、基本予防のリテラシーの他に空間としての感染症対策が求められる。診察などの対応に導線や空間を区切り、頻繁な換気を行なうことが重要であり、高性能排気システムを設置することで、内部の空気を外部に放出する陰圧式テントは、これらの条件を満たし、医療従事者の方々に対するリスクヘッジもできる。
TSP太陽は、東日本大震災をはじめ、多様な仮設建築物の計画・設計・施工まで一気通貫で手掛けてきており、多数の実績がある。同社の「陰圧式医療用テント」は、仮設医療施設であるためにきわめて短時間で設置できることが特徴の施設で、日々増加する新型コロナウイルス感染者に対応するために病床の確保が急務である医療現場において、入院患者を受け入れることのできる医療施設を、ニーズに応じて素早く建てることができる。
テントは医療の各現場のニーズに合わせた柔軟なサイズ展開が可能で、小型のもので約20平方メートル、大型のもので約1000平方メートルまでの用意がある。いずれも短時間で設置可能であり、小型のもので約60分、大型のものでも約3日間で設置が完了するので、すぐにでも病床を確保したい場面においても対応が可能だ。