2020年03月23日 18:41

全国医療的ケア児者支援協議会は、政府の「一斉休校」要請後、医療的ケア児に対して初の全国調査「医療的ケア児 一斉休校に関する緊急全国アンケート」を行い、当事者のニーズを可視。3月6日(金)~3月10日(火)までに、全国から196件の回答が集まった(有効回答190件)。
その結果、医療的ケア児者家庭の6割以上が、日々の医療的ケアに欠かせない消毒液やマスクの不足で困っていることが明らかになった。アンケート結果をもとに、3月12日に野田聖子衆議院議員・荒井聰衆議院議員が加藤厚生労働大臣に要請書を提出。厚生労働省・経済産業省の尽力で、約4,500本の消毒液が、人工呼吸器を使う医療的ケア児のもとに届けられることになった。
医療的ケア児は全国に約20,000人いる上、成人している医療的ケア者もいる。こうした提言やアンケート結果についての報道を目にした企業、一般の人々から、手持ちの消毒液やアルコール綿などを寄付したいとの申し出が、同協議会には多く寄せられているという。
これを受け、全国医療的ケア児者支援協議会は、医療的ケアに欠かせない「消毒液」「アルコール綿」などの物品寄付を募り、当事者家庭に届けることとした。預かった物品寄付は、ココネットの全面協力のもと、医療的ケア児者家庭に配送される。配送センターから各家庭までの物品配送費は、村上財団からの支援によって無償配送を実施する。寄付受付フォームはこちら。