2020年03月23日 10:06

日本野鳥の会は、野鳥をテーマにしたオリジナル絵本「ぼくとりなんだ」を寄贈する全国の学童保育施設を募集する。

日本野鳥の会は、「野鳥も人も地球のなかま」を合言葉に、野鳥や自然の素晴らしさを伝えながら、自然と人間とが共存する豊かな社会の実現をめざして活動を続けている自然保護団体。野鳥保護区を拡大し、シマフクロウやタンチョウなどの絶滅危惧種の保護活動を行うほか、野鳥や自然の楽しみ方や知識を普及するため、イベントの企画や出版物の発行などを行っている。会員・サポーター数は約5万人。野鳥や自然を大切に思う人なら誰でも会員になれる。

春になると、日本野鳥の会には「地面にいるヒナを見つけたけど、どうしたらいいの?」という問合せが数多く寄せられる。その際「巣立ち後のヒナは拾わないでそのままに」と、伝えている。なぜ拾わないほうがよいのかを、子どもたちをはじめに多くの人々に知ってもらえればと、絵本を作った。かわいらしいヒナの言葉で、野鳥がうまれてから巣立つまでのくらしぶりや自然のなかで生きていくことの大切さを伝えてくれる話だ。

日本野鳥の会では、新型コロナウイルス感染拡大防止策としての全国的な休校に続いて春休みを迎えるこの時期に、学童保育施設で長い時間を過ごす子どもたちにすこしでも喜んでもらえればと考えている。寄贈内容は、絵本「ぼくとりなんだ」1冊と関連グッズ(シール、ポストカード、一筆箋)。対象は、学童保育施設(学童クラブ、児童館など)。申込方法は、メール、ファックス、郵便のいずれか。

受付期間は4月末日まで。

日本野鳥の会