2020年03月12日 14:52

メロディ・インターナショナルは、新型コロナウィルスの感染拡大を受けて北海道大学病院により開始された、家にいながら妊婦健診を受ける「オンライン妊婦健診・診療」に協力を開始した。

北大病院産科では妊婦健診・診療現場での感染リスクの低減を目指して、オンライン妊婦健診・診療が臨時対応として開始された(期間未定)。その一部として、オンラインにて使用可能なモバイル型の胎児モニター「分娩監視装置iCTG」を使い、妊婦健診の一検査項目である「NST」を、在宅にて受診することが可能となった。自宅での本格的な妊婦健診は国内初の取り組みとなる。

メロディ・インターナショナルは、北大病院と協力し、生体センサーである「分娩監視装置iCTG」と周産期遠隔医療プラットフォーム「Melody i(メロディアイ)」を貸与。また、妊婦が自分でデバイスを取り付けるための「使い方ムービー」も公開し、北大病院のWebサイトにリンクが掲載された。

日本の産科医療施設では、高いレベルの医療が提供されている一方で、産科施設数は急激に減少しており、妊婦の通院が困難となっている地域も多い。また、高齢出産やリスク妊娠の割合も増加している。メロディ・インターナショナルは、その様な状況をICTにより解決するために、医師・医療機関と共に様々なサービスを開発・提供している。今回、妊婦が罹患リスクを伴う病院や通院のための公共交通機関を使う機会を少しでも減らすことに協力できることは、創業の理念に大きく関わっている。

北海道大学病院「【臨時対応】オンライン診療」