2020年03月05日 17:05

ゼロゼロワンは、IoT機器の情報を可視化するSaaS型の検索エンジン「Karma(カルマ)」のβ版サービスを、3月5日(木)より提供開始する。

近年、IoT機器を狙ったサイバー攻撃は増加傾向にあり、その多くがウェブカメラやホームルーターなどIoT機器で動作するサービスや脆弱性を狙った攻撃だという。本サービスは、インターネットに接続された国内のIoT機器情報を網羅的に検索するサービス。

既存のIoT検索エンジンでは、日本国内で主に流通するIoT機器の機種判別の精度が低く、必ずしもすべての機器が検索できるわけではなかった。「Karma」では、ゼロゼロワンが開発している独自のシグネチャによってIoT機器の判別精度を高めることで、国内で流通する多くのIoT機器情報の可視化を実現した。

IoT機器メーカーは自社の製品がどこで使用されているかを確認できるようになり、また、通信事業者や企業のIT部門は利用者の設定不備等によってインターネット上に不適切に公開している機器がないかを管理者自身が調査できるようになるため、組織内において適切なIoT機器管理が可能となる。

さらに、開発からサービスの提供まですべて日本で行われているため、安心して利用することができる。なおゼロゼロワンでは、今回「Karma」のβ版サービスを導入するパートナー企業の募集を開始する。