2020年02月25日 17:13

総合ハンドツールメーカー京都機械工具株式会社(KTC)は、同社開発・発売開始済みの「TRASAS(トレサス)」 IoT技術搭載工具・計測機器を、製造・保守現場のエッジコンピュータに接続し、モノとヒトの作業状況をリアルタイムに取得、作業履歴(データ)を「記録・管理・分析」、データに基づく適切な指示を作業者にフィードバックする一連のソフトウェアを開発した。
同社では、最終製品の使用者の安全と、工具で作業をする技術者の安全の双方を最重要技術課題と位置づけ、製品の開発を続けてきたが、この「新・工具大進化」を具現化する製品・サービスがTRASAS(トレサス)。工具や計測機器にセンシング技術を取り込み、その測定データをエッジコンピュータに送信、作業履歴(データ)に基づくトレーサビリティ管理や作業支援の強化を図ることにより、最終製品の使用者の安心、現場作業者の安全、作業品質、顧客満足度の向上を実現する。
この度、このIoT対応工具を更に高度利用することを目的に、「TRASAS 次世代作業トレーサビリティシステム」として、作業支援ソフトウェア、スマートデバイスならびにシステム導入・稼働に必要となる各種サービスから構成されるソリューションを市場投入することとなった。
本システムは、4月1日より販売開始予定。販売パートナー・導入支援パートナーを拡大し、システム導入サービス等の支援策もあわせて提供することで、初年度に50セット、売上高1億円を目標とする。