2020年02月05日 12:03

毎年恒例の「文房具屋さん大賞2020」が発表された。2013年にスタートし、今年で8年目を迎えた「文房具屋さん大賞」。全国の有名文房具店11社から、文房具のプロである売り場の店員を審査員として迎え、ここ1年で新発売された商品の中から彼らが「自腹でも買いたい! 」という文具を厳正に審査。その現場の声をもとに、最高の逸品を決定している。

今年の栄えある「大賞」は、「ペン先強化型サインペン『EMOTT』(三菱鉛筆株式会社)」に決定した。本製品は、細い線のまま書き続けられるペン先強化型サインペン。近年の「映える」投稿への意識やバレットジャーナルなどの「手帳・ノート作り」のブームによって、マーカーやサインペンの注目度はまだ上がっている。審査員からは、壊れにくいペン先という技術革新に加え、0.4mmというちょうどいい細字、シュッとしたケース込みでの販売というコンセプトが、女性のハートをつかんだ。白いペン群が立つ姿は売り場でも映えたと評価された。

また、「文房具屋さん大賞2020」が、2月5日に扶桑社より発売される。本書では、「大賞」のほかにも、「デザイン賞」「機能賞」「アイデア賞」の3賞から、「書く」「消す」「切る」「つける」などの「部門賞」を設けて発表。注目の新商品がズラリと並ぶなか、誰よりも真剣に文房具と向き合う「文房具屋さん」が太鼓判を押したアイテムはいったいなんなのか。文具好きにはたまらない企画ももりだくさん。定価935円。