2020年01月20日 12:30

小学館は、てんとう虫コミックス「ドラえもん」0(ゼロ)巻の発行部数が50万部を突破した。

「ドラえもん」は、小学館の「よいこ」「幼稚園」「小学一年生」「小学二年生」「小学三年生」「小学四年生」という雑誌6誌の1970年1月号で連載がスタートした。そのため、各雑誌の対象読者別に描き分けられた6種類の第1話が存在するが、てんとう虫コミックス第1巻には「小学四年生」版を、加筆・修正したものが収録されている。2019年11月27日、ドラえもん50周年を記念して発売した「0巻」には、その6種類の第1話を当時の掲載時ほぼそのままに収録し、読み比べができる形となっている。

発売前から大きな話題となり、2度の発売前重版を経て発売となった「ドラえもん」0巻だが、引き続き記録的な売れ行きを見せている。小学館では発売即日大重版以後も、重版を重ねてきたが、今回、1月17日出来の重版にて、累計55.5万部となり、50万部の大台を突破した。

また、コミックスの既刊も大きな動きを見せている。2019年12月には6年ぶりに「ドラえもん」第1~45巻に、全巻一斉重版を実施したが、「ドラえもん」第1巻が、21世紀に入って単月(2019年12月)では最大の実売数を記録した。第1巻は2月出来の重版で、250刷となるが、ここに来て新たな原作ブームが到来している。2020年、小学館では「ドラえもん」の超豪華愛蔵版全45巻セット「100年ドラえもん」(3月受注開始、12月発売予定)など、大型企画を多数準備している。

定価は700円(税別)。

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