2020年01月06日 17:18

花王のヘアケアブランド「メリット」は、2020年に50周年を迎えるにあたり、1月6日より「50周年特別サイト」をオープン。メリットの50年の想いや、歴史を紹介している。

1970年当時は、現在ほどシャンプーは定着しておらず、洗髪頻度も週2~3回程度だったという。そんな中、「頭髪を清潔に保ちたい」という声は多く、その声に応えたいという想いから、メリットは「フケ・かゆみをおさえる」という機能特長を持つシャンプーからスタートした。容器は、それまでは両手を使わないと開けられないねじ式キャップが主流だったが、押し上げるだけで液が出せるデザインを採用。シャンプーするだけでフケ・かゆみを防ぎ、すべてが片手で操作できる、という点で好評を博した。

また、1991年には「朝シャン」がブームになるなか、時間のない朝でもシャンプー1本で洗髪できる「リンスのいらないシャンプー」が誕生。さらに1993年、「洗髪時、目をつぶっていても区別がつくといい。」などの声をもとに、触れただけでシャンプーとリンスを区別できるよう、シャンプーの容器に「ギザギザ状のきざみ」をつけて発売。業界全体にはたらきかけ、賛同を得て、ほとんどの商品にきざみがつくようになった。

メリットは発売されて以来、時代背景や生活習慣など日本人のライフスタイルを見つめ、多くの人が気持ちよく使える品質を追求するため、1万3千人以上の頭皮研究を行いながら、改良を重ねてきた。現在、メリットのシリーズ累計販売本数は、6億本を突破している。