2019年12月20日 18:41

Fracta(フラクタ)は、日本鋳鉄管と大阪市水道局と共に、Fractaが開発した水道管路の劣化状態を診断するAI技術の実証実験を開始する。

Fractaと、日本鋳鉄管は、2018年9月に日本国内におけるパートナーシップ契約を締結。Fractaが開発した水道管路の劣化診断するAI技術は、水道管路に関するデータ(配管素材・使用年数、過去の漏水履歴等)と、独自に収集した1000以上の膨大な環境変数を含むデータベース(土壌・気候・人口等)を組み合わせて、各水道配管の破損確率を高精度に解析する。破損確率の高い水道配管から更新を行うことで管路整備におけるメンテナンスコストの最適化を実現すると共に、配管の破損・漏水事故を最小限に抑えることが可能となる。

大阪市の水道管路に関するデータを収集・解析した結果と、川崎市上下水道局や神戸市水道局と既に取り組んでいる国内向けアルゴリズムを統合することで、アルゴリズムの有効性を向上させる。