白井屋ホテルは、12月12日に設立登記を行い、同時に2020年夏の開業に向け、「白井屋ホテル開業準備室」を開設。ホテル運営スタッフの採用活動を開始した。

前橋を江戸時代より彩ってきた旧宮内庁御用達「白井屋旅館」だが、中心市街地の衰退とともに2008年に廃業を余儀なくされ、300年の歴史に幕を下ろした。しかし2014年に前橋市の活性化活動「前橋モデル」を主導する田中仁財団の活動の一環として再生プロジェクトがスタート。2020年夏に新たな歴史を刻み始めることとなる。

2016年8月に前橋市が官民一体の前橋ビジョン発表会で都市の指針として「めぶく。」を発表したのを契機に、新しい都市のあり方を模索する「前橋モデル」と呼ばれる様々な地域活動が活性化している。白井屋ホテルもこれらの活動と連携しながら、「前橋モデル」をグローバルに発信する起点として前橋の「まちなか」活性化に貢献していきたいとしている。