2019年12月10日 17:56

リサイクル素材開発ベンチャーのカミーノは、紙と植物由来生分解性樹脂(ポリ乳酸)を複合した低環境負荷の新素材PAPLUS(R)(パプラス)を開発した。

本製品は、牛乳パックや企業排出古紙をトウモロコシやサトウキビ由来の生分解性樹脂(ポリ乳酸)を複合させることで、石油由来樹脂成分をほぼ0%に削減すると同時に、紙の資源循環を実現することが可能なバイオプラスチック成形品。これまでポリ乳酸等のバイオプラスチックは、耐熱性や耐久性、そして成形の難しさなどが指摘されていたが、これらの課題を、生分解性プラスチック成形の第一人者である小松技術士事務所の特許技術を活用することにより克服し、大量生産が可能となった。

現在までに、欧州系化粧品メーカー、日用品メーカー向け等に試作品を製作しており、来年前半には商品化を予定している。