2019年11月28日 11:59

Cronoは、日本初の、企業が奨学金返済を肩代わりしてくれる求人を紹介するプラットフォーム「Crono Job(クロノジョブ)」をオープンする。

厚生労働省の調査によると、入社3年以内に転職をする人が全体の3割超。せっかく高い費用をかけて採用しても、短期間で退職してしまう社員が増えている。一方で、大学生の奨学金による貧困も大きな社会問題だ。現在大学生の半数以上が、貸与型奨学金を受給。奨学金の返済苦による自己破産者は、過去5年間で1万5000人に達している。

Cronoはこの現状を打開し、生まれた環境によって若年層が挑戦を諦めずに済む社会を作りたいと考えている。「Crono Job」に掲載されている企業に入社が決まると、求職者は、自身が借り入れ中の奨学金の返済資金を企業に支援してもらえる。奨学金返済は、求人により異なるが、入社時に一定額の一時金(Cronoが負担)を充当させたのち、勤続年数や評価に応じて段階的に行われる予定だ。

Crono Job