2019年10月11日 17:44

KDDIと凸版印刷は、スマートグラス「NrealLight (エンリアルライト)を活用した実証実験を、10月14日より実施する。

本実証実験を行うにあたっては、KDDIの開発環境を活用し、凸版印刷の文化財のデジタルアーカイブやVR技術を用いて、「NrealLight」に最適化した「AR Museum――国宝 八橋蒔絵螺鈿硯箱」を開発した。これは、凸版印刷が国宝「八橋蒔絵螺鈿硯箱」をテーマにしたVR作品を「NrealLight」を用いて鑑賞するデジタルコンテンツ。

博物館の展示では、閉じた状態で展示されることが多く外側しか見ることができないが、今回の「NrealLight」向けデジタルコンテンツでは、あたかも目の前に硯箱があるかのように、内側の意匠も鑑賞することができる。また通信とデバイスの組み合わせで場所を限定することなく国宝を鑑賞できるようになった。本実証実験は、10月14日から開催される「CEATEC 2019」のKDDIブースにて展示およびデモンストレーションを実施する。