2019年10月10日 11:10

テラドローンは、AI技術を活用した送配電設備点検用ソリューションを開発し、提供を開始した。

配電会社は、安定した電力供給をするために、定期的なメンテナンス、さらに送配電設備全体の状況を常に把握している必要がある。しかし従来の方法で点検する際には、ヘリコプターを飛行させるか、多くの点検作業員を現場に派遣しなければならず、点検作業における安全性やコスト面など、様々な課題があった。本ソリューションを活用することで、これらの課題を解消することができる。

本ソリューションで使用されているAIアルゴリズムは、およそ1500もの画像処理を通じたディープラーニングにより、電力設備における異常箇所の検出精度は約92.5%以上を誇る。ドローン飛行により取得したデータは、このAIアルゴリズムを活用したシステム上で処理することで、鉄塔部品のゆるみやサビ、ピンの欠損、さらに鳥の巣までも自動で特定することが可能。さらに、修繕が必要な箇所については自動でレポート生成することもできる。

テラドローン