2019年09月24日 09:10

オリックス資源循環は、埼玉県寄居町で一般廃棄物を活用した国内最大規模となる設備容量1.6MWの乾式バイオガス発電施設を建設する。

本施設は、食品廃棄物や紙ごみなどの一般廃棄物をメタン菌により発酵させることで生成したバイオガスを、発電燃料として活用する再生可能エネルギー発電施設。湿式のメタン発酵技術は、家畜の排せつ物や食品の残りかすなど、水分含有率の高い有機物の処理に適していたのに対し、本施設で採用する乾式のメタン発酵技術では、これまで処理が難しかった水分含有率が低い有機物から高効率にバイオガスを取り出すことができる。

紙ごみやプラスチックなどの異物が一緒に排出される食品小売業や外食産業は、乾式バイオガス発電施設の利用により、食品廃棄物と他の廃棄物との分別をせず食品をリサイクルすることができるようになる。乾式のメタン発酵バイオガス発電施設の建設は、本件が関東圏で初。

2020年1月に建設工事開始、2021年秋に竣工・稼働開始を予定。

オリックス資源循環