2019年08月14日 17:58

まつうら工業は、東京2020で世界から集まる競技観戦者が、宿泊先の冷凍庫で冷やし、競技場で約2時間(気温35℃ 想定)使える「携帯アイシングfresh」を開発。2020年版の先行予約受付、及び2019年初期版の通販サイトでの販売を8月14日に始めた。

国立環境研究所によると、中高生では熱中症が運動中に発生する割合が3割以上と最も高い。競技場では、水分補給はされているが、体温上昇を抑える有効な手段が少ない。今回、試行錯誤を重ね作ったアイシングは、表面と裏面で異なる温度を持つ。実際に手のひらや頬にあてると程よい冷たさが身体の中心に伝わり、体温の上昇や汗の量が抑えられることを実感できる。

2020年夏に世界から集まるアスリートに使われる形で、Madei in Japanの「手のひら冷却 アイシング」が多くの人に知られ、インバウンド客による日本での滞在中を涼しく過ごすアイテムとしての活用から、日本を感じるユニークなお土産品として海外へ広がっていくのが開発チームの夢だという。