2019年05月23日 16:36

イトーキは、Wireless City Planning、ソフトバンク、国立研究開発法人情報通信研究機構、シャープ、東広島市役所と共同で、第5世代移動通信システム(5G)スマートオフィスの実証試験を行った。

実証試験では、MRを応用した臨場感のある会議システムの環境を構築し、東広島市役所様内の会議で試験使用して課題を抽出。会議室と遠隔地を高速通信接続し、3D映像(センサーで取得した点群データからの立体投影)による会議を開くことで、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着した人は、あたかも遠隔地の相手がその場にいるかのような感覚で会議に参加できるようになった。

今回構築したシステムは、ネットワーク速度に課題が残るものの、リアリティのある会議が実現できることが検証できた。将来、5Gの通信網が整備された場合、より高精細な映像を滑らかに表示することが可能になり、遠隔地の参加者の存在感を上げ、さらに密度の高い議論を後押しすることができるようになると考えられる。