2018年12月28日 09:56

奈良市は、東部地域を対象に地域振興の観点から、構造改革特別区域計画「奈良市東部地域どぶろく特区」(通称「どぶろく特区」)を申請し、12月20日に内閣総理大臣により認定された。

「どぶろく特区」は、2003年に始まった、規制緩和により地域の活性化を目指す国の「構造改革特区」。年間の醸造見込み量が酒税法で定めた最低製造数量の6キロリットル未満でも、特区内の農業者が自家産米で仕込み、自ら経営する民宿などで提供するのであれば酒造りの免許を取得できる。

今回の「どぶろく特区」認定は県内初。奈良市東部地域(田原、柳生、大柳生、東里、狭川、月ヶ瀬、及び都祁の7地区)で生産されている良質な米を使って、地域の個性ある美味しいお酒として「どぶろく」を造り提供ができることで、東部地域の新たなファンを増やしていく。また、東部地域の米を知ってもらう新たな機会となり、ブランド力も高まる。