2018年12月28日 06:56

KADOKAWAは馳星周氏の最新小説「ゴールデン街コーリング」を12月27日に発売した。

本作は、1980年代中頃にゴールデン街のバー「深夜プラス1」でアルバイトをしていた自身をモデルにした、馳氏の自伝的青春小説。ゴールデン街の世界にどっぷり浸かりながらも、見えない未来に焦る日々を送る主人公の気持ちに、ぜひ自身の青春時代を重ね合わせて読んでほしい一冊。作中には80年代のカルチャーがたくさん登場し、当時バーで繰り広げられていた酔客たちの文芸・映画談義の様子が活き活きと描かれている。

「不夜城」前夜。1985年、新宿。ある日、ゴールデン街で放火未遂事件が起こる。親しくしている店の常連「ナベさん」は放火取り締まりのため見回りを始めるが、その矢先、何者かに殺されてしまう。著者の、最初で最後の自伝的青春小説。

「ゴールデン街コーリング」は12月27日(電子書籍同日配信)発売、本体1600円+税。

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