2018年12月28日 06:50

2013年10月からスタートした「らくごのお時間」。「上方落語の伝統を後世まで伝えたい」「新しいスター落語家を生み出したい」と、月1回、第4日曜の朝5時に、今乗っている落語家の噺を寄席から1席ずつ届けてきた。

3年目となる2019年の「初笑いSP」では、3が日の早朝5時から落語作家の小佐田定雄さんが厳選した名作落語を放送。今年は季節に合わせて、冬の噺、お芝居の噺、正月の噺、旅の噺の4席を送る。

1月1日5時~5時25分、桂枝雀「かぜうどん」。冬の夜の夜鳴きうどん屋とユニークなお客さんたちの噺。1月2日5時00~5時50分、桂米朝「猫の忠信」。義太夫「義経千本桜」のパロディ。稽古屋の女師匠を巡り、弟子たちが恋のさや当てを展開。1月3日5時~5時50分、桂米朝「正月丁稚」。おめでたい時に限ってわざと縁起の悪いことを言う丁稚の定吉。五代目桂文枝「軽業講釈」。前座噺としての「旅ネタ」の型を披露。上方落語特有の「はめもの(下座囃子)」との掛け合いに注目だ。