2018年12月27日 12:06

誠文堂新光社は、2019年1月11日、「日本の貝」を刊行する。
日本の近海には11万種ともいわれる多種多様な貝たちが住んでいる。本書では、本州中部温帯域を中心に、日本の海に生息する629種をセレクトした「貝の図鑑」。主に、磯遊びや潮干狩り、スキュバーダイビングなどで観察可能な、海産の巻貝・二枚貝を紹介している。
本書最大の特徴は、海中で生きているときの生態写真と、標本となる貝殻写真がほぼすべての種で掲載されていること。生きた貝たちの海底での姿や生活をイメージしやすい作りにした。なかなか普段は見ることのできない、殻口側や目、触覚などを生きている状態の写真をアップ目でも掲載してるので、種類同定の際にも使え資料的にも価値がある1冊になっている。海洋生物としての貝を、より立体的に知ることができる、新しい貝の図鑑だ。
定価は3600円(税抜)。