2018年12月21日 16:13

ポーラ美術館(神奈川県・箱根町)は、2019年3月23日(土)~7月28日(日)に、ひろしま美術館との共同企画展「印象派、記憶への旅」を開催する。
ポーラ美術館とひろしま美術館のコレクションは、それぞれ西洋の近代美術の展開をたどるうえで重要な画家の重要な作品を収集している。質、量ともに充実した両館のコレクションには、とくに印象派絵画に優れた作品が多く、戦後に形成されたフランス近代美術のコレクションとして国内外で高い評価を得てきた。
本展覧会は、両館のフランス印象派の風景画を中心に、ドラクロワやコローからピカソ、マティスまで74点の名品を選び、19世紀の画家たちの旅と記憶、都市や水辺の風景に向けられた画家たちの視線、風景の印象や移ろいゆく光の変化がとどめられたかたちや色彩の表現を探る。また、最後のセクションでは、絵画にとどめられた画家の制作過程や技法の痕跡=記憶を、文献調査や最新の光学調査によって呼び覚まし、作品の新たな魅力として紹介する。