2018年12月14日 16:25

JAFは、雪道(圧雪路)における「タイヤチェーンの装着の違いによる登坂・旋回性能の比較検証」を行い、その結果を12月14日(金)よりホームページに公開した。

検証では、装着するタイヤの位置の違いでどのような影響を及ぼすのか、前輪駆動のテスト車を用いて2つの実験(路面はいずれも圧雪路)を行った。その結果、タイヤチェーンを前輪(駆動輪)に装着した場合は、チェーンが雪面をしっかりグリップし、スリップすることなく勾配12%の坂道を上りきることができた。一方で、後輪(非駆動輪)に装着した場合は、坂道の途中でタイヤがスリップしてしまい、上りきれなかった。

また、旋回路(R=6m)に30km/hで進入し、パイロンに沿って曲がることができるかを検証したたところ、タイヤチェーンを非駆動輪に装着した場合は、走行ラインが外側に大きく膨らんだ。JAFでは、タイヤチェーンの装着位置を車の取扱説明書で確認しておくことに加え、事前に装着する練習もしておくようにと呼び掛けている。