2018年11月26日 11:47

リーガルテックサービスの開発・運営を行う GVA TECH は、の中小・ベンチャー企業に従事する男女360名を対象に、契約トラブル実態調査を行った。

調査の結果、ベンチャー・中小企業社員の約4割がシステム開発に関するトラブルを経験しており、トラブルの原因上位として「納期の遅れ」「成果物の質」「責任の所在」等が挙げられた。一方で3人に一人は自身が関わるプロジェクトの契約内容について「理解していない」と答えており、契約確認において弁護士や法務部が関与しない企業も多数。契約内容の十分な確認がなされていないことが、トラブルの原因となっているケースが多いと考えられる。

また、約4割弱が契約締結までに1カ月以上かかると回答しており、契約に時間がかかることで、「契約締結前からサービス提供を行った」、「契約工程の間に失注した」というケースも目立つ。トラブル回避やトラブル発生時の適切な対処のためには、契約書確認や内容理解を徹底し、迅速な契約締結を行うことが重要であるといえる。