2018年07月23日 09:42

産経新聞社は、発行する月刊音楽雑誌「モーストリー・クラシック」9月号を7月20日に発売した(発売は日本工業新聞社)。
巨匠指揮者といえば、古くはトスカニーニ、フルトヴェングラー、その下の世代にはベーム、カラヤン、ムラヴィンスキー、日本には近衛秀麿、その下には山田一雄、朝比奈隆らがいる。現役の指揮者も近年は平均寿命が伸び、80代でもバリバリ現役の指揮者が増えている。巨匠指揮者の録音は古びることはない。というのも「トスカニーニや20世紀の名指揮者たちの録音は、もはや再現しえない歴史的解釈の記録である。それらの演奏は今後の指揮者たちの演奏に確かな参照点を与え続けてゆく」(音楽評論家、高久暁さん)からだ。
今号の特集は「マエストロ 巨匠指揮者の魅力」。かつてのベームのような高齢の指揮者によるオーケストラ演奏には格別な味わいがある。昔や今のマエストロのかけがえのない魅力、将来のマエストロ候補も取り上げる。
定価は1030円(税込)。