2016年01月12日 09:11

国境なき医師団(MSF)は、運営しているイエメン北部ラゼーのシアラ病院が1月10日午前に被弾し、少なくとも4人が死亡、10人が負傷、複数の病院施設が倒壊したと発表した。
イエメンでMSFが支援している病院が攻撃されたのは、直近3ヵ月で3度目。負傷者にはMSFスタッフ3人が含まれ、うち2人は重体。病院は前年11月に開設したばかりだった。 MSFのオペレーション・ディレクターを務めるラクエル・アヨラ氏は、「非常に憤りを覚える」と当事者を強く非難し、攻撃の即時停止と調査を求めている。
さらにアヨラ氏は、「すべての武装勢力に対し、患者と医療施設を尊重すること、そして医療施設の攻撃は国際人道法の侵害にあたることを改めて強調する」と話している。