2015年09月28日 15:34

ワシントンDCに本部を置くソフトウェア産業の業界団体・BSAは、加盟企業であるアドビ システムズ インコーポレイテッド及びマイクロソフト コーポレーションの著作権を侵害した疑いがあるとして、今年7月30日、京都市に所在する酒類販売業者の本店での証拠保全手続きを、京都地方裁判所が実施したと発表した。

この事案は、BSAの「情報提供窓口」に報告された「Adobe AcrobatとMicrosoft Officeが違法に複製して使われている」との情報を端緒に、権利者であるアドビシステムズとマイクロソフトにより委任された代理人が、酒類販売業者に対しインストール状況の自主調査を行うよう求めていたもの。

再三にわたる代理人の調査要請にも関わらず一向に回答がないことから証拠隠滅の可能性を危惧し、京都地方裁判所に今年6月1日付で証拠保全の申立を行っていた。