2015年09月17日 12:07

セルビアのブチッチ首相は、ドイツのメルケル首相との会談の中で、難民と認められずにセルビアに帰国する者から、社会的支援を受ける権利をはく奪する法の制定を考えていることを、9月7日に明らかにした。

アムネスティでは、国を逃れた原因である困窮状況をさらに深刻化させるものであり、セルビア憲法が禁止する差別にあたると訴え、方針の見直しを求めている。

さらに、EUが「安全な出身国」リストを作成しないよう求めている。特定の国を「安全」と指定することは、個人の状況に基づいて審査するという、公平で効率的な難民申請手続きの根幹を損ない、多くの場合、保護の必要性を立証するために「安全な国」からの申請者に、過度な負担を強いることになると主張している。