資生堂ギャラリーでは、台北在住の香港人アーティスト、李傑（リー・キット）の個展「The voice behind me」を開催する。

淡いパステル調の色使いを特徴とし、日常の一部と見紛うさりげない作品を制作するリー。一見、日常性を礼賛しているように見えるが、リーの問題意識は身の回りの社会や政治状況にまで及ぶ。

本展では、政治や社会的格差へのフラストレーション、日常生活に伴うストレス、逃れようのない孤独などを背景とする不安、孤独、呼吸がキーワード。声高にメッセージを放つことはなくとも、洗練されたウィットを含む約10点を展示する。

「李傑（リー・キット）展 The voice behind me」は2015年6月2日（火）～7月26日（日）、資生堂ギャラリーにて。入場無料。

関連企画として、プレス向けトークやリー氏によるギャラリーツアーも実施。詳しくは「資生堂ギャラリー」まで。