2014年12月10日 16:25

村田機械と日本シューターは、転倒危険度評価システム「Step+(ステップ プラス)」を製品化、12月より販売開始する。

「Step +」は、足を前後左右に踏み出すなどのテスト方法により被測定者の運動機能を計測し、高齢者の日常生活自立度低下につながる転倒事故の予防意識の啓発を促すためのシステムである。

村田機械および日本シューターは、京都大学大学院の青山朋樹准教授と筑波大学大学院の山田実准教授による、高齢者の転倒危険度と二重課題処理能力の低下に相関性があるとの研究成果に基づき、二重課題処理能力を定量的に測定し転倒発生リスクを評価する計測システムのコンセプトを両教授と共同で考案した。

「Step +」は、高齢者の転倒予防に取り組む医療・介護施設や、各区市町村の地域包括支援センターなどで、常設利用または健康関連行事などでの一時的利用を想定して、医療・介護分野で事業展開する日本シューターより販売活動を行う。

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