2016年08月09日 08:10

日本ユニセフ協会は、6月28日に発表された「世界子供白書2016」に掲載されている統計データの日本語翻訳版を発表した。
ユニセフ(国連児童基金)の基幹刊行物「世界子供白書」は、世界全体の子どもたちに関する統計データや、子どもたちに影響を与えている様々な問題・課題がテーマ。毎年、世界の傾向を包括的に分析したレポートを掲載している。
子どもたちの生活の向上や権利の実現のためには、状況を示す証拠=データが不可欠だ。データがあれば、さまざまな環境下で暮らす子どもたちの間の格差が可視化され、平均値に埋もれている取り残された子どもたちを見つけることもできる。最も貧しい子どもたちは、最も裕福な子どもたちと比較すると5歳の誕生日を迎えずに亡くなる可能性は2倍に上る。こうしたデータを活用すれば、最も支援を必要としていながら、これまで支援が届けられ難かった子どもたちへの支援も、推進することができる。