2016年08月08日 12:40

トレンドマスターの「なでなでねこちゃん」が、震災の復旧期にあたる6月18日、熊本の高齢者福祉施設に届けられ、高齢者に癒しと笑顔を提供している。

「なでなでねこちゃん」は、撫でると本物の猫の声で鳴くぬいぐるみ。2011年の東日本大震災では、過酷な避難所の生活のなかで認知症が重度化したり、認知症が発症するケースが報告されたが、メンタルロボット「パロ」が、被災者の精神安定に活躍。そこで熊本では、新型センサーを搭載した15匹の「なでなでねこちゃん」を、数カ所の高齢者福祉施設に導入した。

報告によると、入居者がその可愛らしさや鳴くという反応を、他者に積極的に伝えようとする行動が見られ、周囲の人が集まる傾向も確認。また複数の人が交代しながらねこちゃんを可愛がることで、入居者同士の関係づくりにも役立っているという。さらに疲弊している職員にもプラスの効果があるのではと推測されている。