2016年07月08日 09:30

Queen Bee and Droneと、気象海洋コンサルタントは、ドローン向け局地気象情報サービスの提供に向け協業することで合意した。7月下旬より、PCおよびスマートフォン向けに地上から上空150mまでの風速情報および降水情報を提供するサービスの試験運用を目指す。

空の産業革命と期待され、今後幅広い分野での活用が広がるドローンだが、天候の影響を大きく受けることが運用時のネックとなっている。一方で一般的な天気予報は主要な都市ごとなどドローンにとっては広範囲の気象データであり、また航空気象情報はドローンが通常飛行する高度150m以下といった地表に近い部分での詳細なデータが不足していた。

気象海洋コンサルタントは、漁業関係者やプレジャーヨットなどに海象・気象情報提供で長年の実績をもつ。気象庁から提供される数値データを基に、地表を細かいメッシュに区切った地形データで補正するノウハウを有しており、局地的な風速データの解析によってドローンに有効な情報提供を目指す。